アルバイトリーダーの素質を見極める

素直さを見極める

素直さを見極めるのは、正直に言うと非常に難しいです。こればかりは少し話しただけでは分からないことが多いので、しばらく付き合うことが必要だとは思います。とは言え、目安にできることもあります。それは、「その人と親との関係」です。8歳までの人間形成は、親の影響が大きいことは間違いありません。ですので、どんな親子関係だったかを聞くことである程度の予測はできると思います。過去の思い出などを聞き、そこから相手の親の職業や家庭の話が出てくるようにすると良いでしょう。改まって聞く必要はなく、普段の会話の中で「親とは仲が良いのか?」「反抗期があったか?」など、それとなく聞いてみると良いと思います。やはり、現在の人となりや強みを見極めるには、どんな過去、人生を歩んできたかを探る必要があるように感じます。

責任感を見極める1

責任感を見極めるためには、必ずこの2つの質問をアルバイトスタッフにしてください。それは「今までの人生で一番失敗したことは何ですか?」という質問です。仕事に限らず、部活やサークル活動の中での失敗でも大丈夫です。自分のその失敗が誰かに迷惑がかかったかどうかを確かめましょう。具体的な聞き方として、その質問をする前に今までの一番の成功体験を聞くとスムーズかと思います。これは失敗体験を聞くための前段階のような役割ですが、もちろんここから見えてくるものもあります。その成功から学んだことは何か?そして、その時まわりに感謝ができていたか?そこをしっかり分かっている人のほうが、素質があると言って間違いないでしょう。ただ、この質問は次の質問をスムーズに進めるためのステップです。

責任感を見極める2

成功体験よりも失敗体験のほうが人を成長させるのは間違いありません。誰しも失敗を繰り返すものですが、その度に何を学んでその経験をどう活かすかで人は成長するのです。たとえアルバイトをするのが初めてという若者でも、人生において一度も失敗がないことなどは考えにくいです。それなのに、一番残念なのは、ここで「失敗したことはありません」と胸を張って言ってしまう人です。これは失敗に気づいていない場合か、自分の失敗を他人のせいにしている可能性が高いです。反対に、その失敗を周りのせいにせず、自分の責任として認識している人・その失敗をどうやって解決し、そしてその後どのように活かしたかを語れる人です。これを自ら語ることができれば、リーダーとしての素質があると言って良いでしょう。

段取り力を見る

「段取り力」というのは、どんな仕事においても非常に重要な能力です。「段取り八分」という言葉がありますが、これは段取りをしっかりしていれば、その仕事は8割完了したも同然であるという意味です。この段取り力に必要なものは、先を読み、イメージした目標を逆算して必要なシナリオを描いていく力です。具体的に言うと、・その仕事に必要な物と人のリストアップ・業務内容のリストアップ・それらを遂行するためのスケジューリング…などです。これらを見てわかるように、段取りというのはすべてリストアップするとやりやすい作業なのです。書き出し作業といっても差し支えないでしょう。ということは、書き出さずとも頭の中でしっかり段取りを描ける人は非常に優秀といえるのです。

厳しくてもアルバイトに愛される人になる

仕事を任せることについて

「君に仕事を任せるよ」このセリフを聞いて、どんなイメージを持ちますか?おそらく、人によってポジティブなイメージの人もいれば、ネガティブなイメージを持つ人、両方がいると思います。ポジティブな言葉に聞こえるのは、自分がやりたいこと、もしくは自分にやる気がある場合だと思います。しかしながら、自分が嫌いなことや苦手なことを任された場合、もしくは自分にやる気がない場合は、非常にネガティブに聞こえるでしょう。仕事を任せるということは、相手のタイミングや感情、仕事の内容によって、印象がまったく違うのです。仕事を任せるということは、相手が社員であってもアルバイトであっても、仕事の任せ方・伝え方・伝える内容によって相手のモチベーションを左右するのです。

トッププレーヤーから新人マネージャーへ

今、あなたが店長や役職者といったリーダーの立場でいるということは、プレーヤーとして優秀だったので今の役目に抜擢されているはずです。そんな方に意識して欲しいのは、自分自身が「トッププレーヤー」から「新人マネージャー」になったことを自覚して謙虚になるということです。これが非常に大切なのです。ここを謙虚に自覚できるかが、仕事を任せるスタートとして重要なのです。そして、仕事を任せることの第一歩は、プレーヤーとしてではなく仕事を任せる側の人間として、相手に合わせることなのです。これはプレーヤーのときとは全く違った価値観となるので、最初は苦しいかもしれません。それでも、まずは自分が仕事を任せる側だという意識を持つことから始めてください。

なぜ仕事を抱えてしまうのか

あなたの現在の状況を把握してみましょう!なぜ一人で仕事を抱えてしまうのか、原因を一緒に考えましょう。・あまりに忙しくて教える時間がない・この仕事は自分にしかできないと考えている・安心して仕事を任せられる人がいない・教えられるほどにノウハウがなく、感覚的にやっている・どこまで任せればよいかがわからない・周りが忙しそうなので頼みづらい…大きな理由は大体このくらいだと思います。確かにすべてよくわかります!これから1つひとつ具体的な対応を考えていきますが、その前にまず、どんな理由でも共通してやって欲しい作業があります。それはToDoリストの作成です。これはどんなに忙しくてもまずはこれからやってください。今、あなたが追われている作業内容を1つひとつ書き出すことから始めましょう。

どんどん人に任せていくことから始める

まずはあなたの頭の中を整理しましょう。そして、洗い出したリストを3つに分けるのです。リスクが高いものから低い順に分けていきます。仕事の難易度と緊急性を加味して、リスクの高さを基準にToDoリストにして分割するのです。前述したように、人に仕事を任せる場合は、必ずリスクが伴います。仕事の難易度、緊急性も含めて、うまくいかなかった場合にどのようなリスクがあるかを基準にリスク高・中・低と3段階に分けていきましょう。・リスク高…自分でやる作業・リスク中…信用できる人に任せる作業・リスク低…誰でもいいので人に任せる作業と分けます。そして、まず手始めに、リスク低の作業をどんどん人に任せていくことから始めるのです。それでは、1つひとつ具体的な対応を考えていきましょう。

アルバイトにとっての仕事って何?

あなたにとって仕事とは

あなたにとって仕事とは何でしょう?ありきたりな質問ですが、人それぞれの答えがあると思います。答えはきっと人によって様々ですが、そこには大きな共通点があります。仕事とはつまり、お金を稼ぐことだということです。ちょっと味気ない気もしますが…お金を稼ぐことが大前提なのです。お金が発生しない労働は、ボランティアや社会貢献です。ただ、お金を稼ぐためだけに仕事をしている場合、もし仕事をしなくても生活できるだけのお金を手にした人は、仕事を辞めるのでしょうか?今の会社で我慢して勤めているという人は、その会社を辞めることはあるでしょう。それでも多くの方が、結局は仕事をすること自体は辞めないという選択をするのではないでしょうか。ここに、人それぞれの仕事への意味があるのです。

学生アルバイトに仕事の楽しさや意味を教える

ほとんどの学生アルバイトにとって、アルバイトは単にお金を稼ぐ手段であり、それ以上でもそれ以下でもありません。しかし、アルバイトで働くきっかけは稼ぐ手段だったものの、仕事を通じて多くのことを学び、やりがいを見つけることもよくあります。「アルバイトは仕事への考えが甘い」と感じる人は、そもそも過度の期待をしすぎなのです。はじめは、仕事への真剣さなどなくて当たり前なのです。そんな状態から、あなたが仕事を教えていくことで、彼らは変わっていくのです。「単なる仕事」が「使命」に変わっていくには順番があるのです。ぜひ、あなたなりの仕事の楽しさや意味を教えてあげてください。いつか、あなたから学んだことが社会人になって役に立ちましたと言ってくれたら、こんなに嬉しいことはないでしょう。

アルバイトから見た理想の社員

あなたの職場で働くアルバイトは、なぜあなたの会社でアルバイトをしているのか知ってですか?近年、会社の目的や目標をアルバイトにも共有しようとする会社が増えてきています。しかしながら逆に、会社が彼らの個人的な目的や目標を共有していることは圧倒的に少ないのです。もちろん、組織が大きいとアルバイト一人ひとりの目標などを把握するのは難しいのは理解できます。しかし、直接の関わりのある社員が、彼らの働く目的や目標を知らないのは少しさみしいですよね。ここで重要なのは、彼らにとって会社というのは、直接アルバイトやパートと接する社員であるあなたということです。自分が学生の頃、アルバイトをしていたときのことを思い出してみてください。会社のためというよりも、この店長が好きだから…とか、この社員に頼まれたら断れない…等、その人のために仕事をしていたことはないでしょうか。

優秀なバイトリーダーを見極めよう

何度も言うように、仕事を任せるためには任せられる人を育てることが重要です。しかし、人の成長速度がまったく違うのも事実です。より効率的に育てるためには、そもそも優秀な人材かどうかを見極めることが大切です。そこで今いる人材から優秀な人を見極める方法をお教えします。まずは「素直さ」と「責任感」。これさえ持っていれば、アルバイトスタッフとして十分です。また、この2つの素質が高い人ほど、成長は早いと思います。まずは仕事ができるかどうかの能力を見るよりも、その人の内面性を見極めることが大切なのです。今回は、さらにその素質を持った人の中から、リーダーとして成長が早い人を見つける必要があります。それにはまずは「コミュニケーション能力」と「段取りカ」、この2つの能力が欲しいところです。この2つはプレーヤーとしても、マネージャーとしても共通して必要な能力です。

コミュニケーション能力

ノンバーバル・コミュニケーション

アルバイトのコミュニケーション能力を知るには、その人と話してみることが一番手っ取り早い方法です。ただし、ただ話すだけでなく、ノンバーバル・コミュニケーションの能力がどのくらいあるかを見ることが大切です。ノンバーバル・コミュニケーションとは、見た目や身だしなみ、表情や目線、声のトーンやボリューム、話す速さのことを言い、相手への印象を決定づける9割以上を占めると言われています。接客業の場合、話すスキルであるバーバル・コミュニケーションだけを重要視しがちですが、お客様への印象を考えると、実はより必要なのは相手への第一印象を左右するノンバーバル・コミュニケーションのほうなのです。特に重要なの重要視するのが、「聞くスキル」と「身だしなみ」の2つです。

聞くスキル

社員を面接する時のように、長期的な人選をする場合であれば、第一印象よりも論理的な思考能力や、それを伝えられるコミュニケーション能力があるかどうかを見ることの方が大切でしょう。しかし、あくまでもアルバイトリーダーを選定する場合は、第一印象が良く、明るく華のあるタイプを探すほうが全体の短期的な成長を考えると良い場合が多いのです。慎重な性格の人、悪く言ってしまうと少々暗くい性格でも、長期的には手堅い仕事ができる良い人材であることも多いのですが、短期的な人材の育成を急務と考えている場合は、まわりに安心感を与えられるわかりやすいタイプを選んだほうがよいという判断です。まわりを巻き込んで良い雰囲気を生み出せるタイプとも言えます。そのために必要なのが、まずは聞くスキルになります。

聞くスキルをすでに身につけているかチェックする

バイトリーダーにふさわしいノンバーバル・コミュニケーションのスキルを身につけているかどうかの見極め方をお教えしましょう。まずは相手の目をしっかり見ているか、話の内容に合わせて適した表情をつくれるか。ほどよい相槌を打っているか。このような項目の確認をしながら、相手と会話してみましょう。重要なのは、すでにこのスキルを身につけているかどうかということです。まだあまりあなたとの信頼関係いない現段階では、普通相手は必死に相槌を打ち、「あなたの話を一生懸命聞いていますよ」というアピールをするはずです。この時点でそれができないというのは、少々時間のかかるタイプだと思ってよいでしょう。現段階で意識してそれを表現できていないということは、やはりアルバイトリーダーには向いていない、不器用なタイプと言わざるを得ません。

身だしなみで好印象を相手に与える

無意識でも相手に良い印象を与えるということは、大きな武器になります。良くも悪くも若いうちは、内面よりも外見を重要視する人が多いです。ですので、若い人材でチームをつくる場合、やはりメンバーのファッションや身だしなみをチェックするのは必要です。チームづくりを一からスタートする場合は、最低限身だしなみに気を付けており、第一印象の良い人材を選んだほうが無難です。さらに、話をしているときに必ずチェックして欲しいのは、「その場の空気をつくれること」「その場の空気を読めること」です。具体的に言うと話が上手かどうかではなく、話す時間と聞く時間のバランスを見ると良いでしょう。自分の話をして場を盛り上げられるのは素晴らしいことですが、もっと大切なのは、話をしながら同時に相手がどんな反応をしているかといった空気を読めることなのです。